【高校英語】英語教師が関係代名詞を5分で分かりやすく解説!
こんにちは!WilltimAte管理者の亮斗(あきと)と申します!
2月も終わりに差し掛かり、気持ち暖かい日が続いていますね。
このまま暖かくなってほしいけど、花粉がキツいんだよなあ…
さて、今日のテーマは高校生向けの「関係代名詞」です!
①Who/Which/That
まず皆さん、関係代名詞とは何でしょうか?
もちろんwhich/who/thatを用いた、中学校でも出てきたアレですよね。
モノを説明するときはwhich、ひとを説明するときはwhoを使うのでした。
thatはどちらにも使えますから、超便利ですよね!
(例)I know the man who is running in the park.
例えば、こんな文が関係代名詞の文です。
私は公園を走っているあの男性を知っている、と訳せますよね。
では、なぜそのように訳せるかを知っていますか?
これが説明できるだけでより複雑な文章もすんなり理解できるようになります!
関係代名詞とは、2つの文がまとまって1つになった文です。
上の英文は、I know the man と the man is runnning in the parkという2つの文が合体したものです。(私はその男性を知っている+その男性は公園を走っている)
この2つの文をくっつける時に、the manを2回繰り返す必要はありませんから、片方のthe manをwhoという関係代名詞に変えて、先に出てきたthe manの直後に移動して一つの文にします。
(日本語でも、「あれはワニだ、そのワニは人を食べる」とは言いませんね。
「あれは人を食べるワニだ」とひとまとめにするはずです。これが関係代名詞です。)
これで関係代名詞の文が完成します。
このように関係代名詞の文は2つの文が1つになったもの、と考える。
そうするとこの後に紹介する発展的な内容もすんなりと理解できますよ~
②前置詞+関係代名詞
(例)This is the hammer with which I built my dog's house.
よく見るwith whichの文ですね。
大抵の高校生はこのあたりから頭痛やめまいがしてくるのではないでしょうか…
ただ、この文章も意識することは同じです。
whichを含む関係代名詞の文ということは、2つの文章から成り立っています。
この場合、This is the hammer + I built my dog's house with the Hammer です。
(これがそのハンマーだ+私はそのハンマーを使って犬小屋を建てた)
※withには~を使って、という意味がある。
このようにwhich節の前で区切ると2つの文に分けやすいですよ。
そして2つの文をひとつにまとめる時にthe hammerを2回繰り返す必要はありませんから、後ろの文のthe hammerをwhichに変えます。
すると、I built my dog's house with whichという文になりますね。
そしてwhichは前の文のthe hammerの直後へ移動しますが、この時にwhichにくっついているwithも一緒に移動することができます※。
このようにしてThis is the hammer with which I built my dog's house.という文章ができるのでした!
※withを移動せず、This is the hammer which i built my dog's house withとするのも可能(どっちでもいい)
日本語訳するときは(これはそのハンマーだ+私はそのハンマーを使って犬小屋を建てた)をくっつけて、(これは私が犬小屋を建てるのに使ったハンマーだ)とでもしておけば良いです。
あくまで「これがそのハンマーだ」というのがこの文の主文(一番言いたいこと)です!which,whoの節はその主文に出てくる名詞を修飾する存在にすぎません。
また前置詞を伴う場合、who, whichの代わりにthatを使うことができませんので注意してくださいね。
×This is the hammer with that I built my dog's house.
③Whom/Whose
(例)I know the woman whom you met yesterday.
He's in the house whose roof is red.
こちらも最初は2つの文に分けたほうが分かりやすいと思います。
関係詞節の前で区切ると、I know the woman + You met the woman yesterdayとなります。(私はその女性を知っています+あなたはその女性に昨日会いました)
合体させて、私はあなたが昨日会った女性を知っています、と訳します。
さて、いつものように後ろの文のthe womanがwhoに変形するのですが、the womanが動詞metの目的語になっていますね。
このように関係代名詞に変形する名詞が目的語になっている場合、whoではなくwhomを使います※。
whom が関係代名詞の目的格と呼ばれる所以ですね!
※ちなみに、英語圏では若い世代を中心にwhomを使わずwhoを使うケースが増えています。日常会話でもwhoで通じます。ただ、テストではwhomを使いましょう!
ちなみに最初のI know the man who is running in the parkを分解すると、
I know the man + the man is ruuning in the park になりますね。後ろの文でthe manは主語になっています。ですのでこの場合のwhoは主格と呼ばれます。
He's in that house whose roof is redの文は、2つの文に分けるとどうなるでしょうか?
※roof=屋根
whoseは所有を表します。that house whose roof is…となっていたら、houseの所有するroof(=house's roof)と考えればよいです。
He's in that house + The house's roof is redという2つの文に分けられます。He's=He isですから、彼はあの家にいます+その家の屋根は赤です、という文に分かれました。
合体させて彼はあの赤い屋根の家にいます、と訳しましょう。
④文全体を先行詞に取るWhich
(例)She went to Okinawa in summar, which surprised me.
こちらの文は訳せたでしょうか?
おや、whichの前に先行詞がなさそうですね。
これはwhichの特別な用法で、前の文全体を先行詞に取っています。
直訳するなら「彼女が夏に沖縄へ行ったことが、私を驚かせた」となります。
この場合のwhichは「それは」と訳してあげると簡単に理解できます。
She went to Okinawa in summar, which surprised me.
彼女は夏に沖縄へ行った。「それは」私を驚かせた。
という感じです。次の文もついでに訳してみましょう。
①I got 0 points on a English test, which made my mother angry.
②My friends had a big argument, which made me tired.
〈答え〉
①I got 0 points on a English test, which made my mother angry.
⇒私は英語のテストで0点をとり、それは母を怒らせた。
②My friends had a big argument, which made me tired.
⇒友人たちが激しい口論をし、それは私を疲れさせた。
ちなみに、この用法のwhichをthatに置き換えることはできないので注意!
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さて、いかがでしょうか。関係代名詞への理解は深まりましたか?
英検でもTOEICでも大学受験でも、大きな壁となるのはこの関係代名詞だと思います。
逆に言えばこの壁を超えることで、周りに大きな差をつけられます!
ぜひ何度もこの記事を復習して関係代名詞をマスターしてくださいね!
質問やリクエストなどございましたらコメントください!
お待ちしてます。
This blog was written by Akito, a cram school English teacher.
I'm also a college student MAJORING IN ENGLISH.
I will provide information related to English in this blog. Please subscribe!
(This article was written on Feb 23)